介護福祉士試験の受験の手引きには、「自家用車で会場に行ってはいけない」といった事が書かれています。
自家用車で試験会場へ行くのは、周囲の迷惑になりますのでやめましょう。
2016年神奈川県の「パシフィコ横浜」で行われた例で説明します。
自家用車で行くリスク
電車やバスなどの公共交通機関で試験会場まで行くよりも、自分の車で行きたい・家族に送ってもらいたい、という人もいるでしょう。
しかし受験の手引きには、公共交通機関で行くように書かれています。
公共交通機関と違って自家用車で会場に行くリスクはいくつもあります。
これは自分自身のリスクです。他の人への悪い影響もあります。
受験の手引きの注意事項に書かれている通り、試験会場までは公共交通機関(電車・バス)を利用しましょう。
必ず公共交通機関を利用してください。自家用車及びタクシー等での送迎も禁止します。送迎等による路上駐車、渋滞等は、周辺住民の迷惑となります。
当日の違法駐車・駐輪は、道路交通法によるレッカー移動等、警察署の厳しい取り締まりがあります。
また、近隣から苦情があった場合、直ちに通報します。
公共交通機関を利用して、正当な理由(電車の遅れなど)で試験開始時刻に間に合わなかった場合は、配慮してくれる可能性があります。
事故にあったら受験不可
事故になったら、直ちに安全を確保し、負傷者の救助を行います。安全を確保し、110番通報をして警察の到着を待ちます。
事故後、警察の事情聴取や現場検証があります。怪我人が居なくても、1時間は立ち会わなければなりません。遅刻確定=受験不可です。
自動車事故は自分が起こす事もあれば、巻き込まれる事もあります。どんなに自分が注意しても、巻き込まれる事があるのです。
事故によって周辺の道路を渋滞させてしまい、バスの運行に影響が出ることもあり得ます。他の受験生の迷惑にもなってしまうのです。
違反点数や罰金
具体的な違反点数や罰金といった「処分」は、個別で異なってきます。いちがいに「こうなります」とは言えません。
- 行政処分(免許取り消しなど)
- 刑事処分(罰金や懲役など)
- 民事処分(賠償金の支払いなど)
小さな事故なら「違反点数なし、罰金もなし」の可能性があります。しかし「ゴールド免許」は、次の更新の時に「ブルー免許」になってしまいます。
重傷者や死者が発生してしまうような大きな事故なら、「処分」が大変な事になります。
駐車場利用でもリスクあり
有料・無料問わず、駐車場を利用できたとしてもリスクは変わりません。
許可されている場合を除き無料駐車場に止めるのは、言うまでもなく迷惑行為です。ならば有料駐車場ならば止めても良いのでは?という解釈ができます。
有料駐車場に止める事は、確かに禁止はされていません。しかしおすすめもされていません。有料駐車場であっても、前項目で記したリスクは変わりません。
以上のリスクを覚悟のうえで、敢えて利用したい、知識として知っておきたい方向けの情報です。
パシフィコ横浜周辺の駐車場
パシフィコ横浜周辺には、いくつか駐車場があります。もっとも試験会場に近いのはパシフィコ横浜駐車場です。
みなとみらい公共駐車場の駐車料金は、日曜日なら最大1,850円となっています。人によっては往復の公共交通機関の料金よりは、安く済みます。
日曜日のパシフィコ横浜駐車場は、大変込み合います。日によっては午前10時を過ぎると満車になり、入場待ちもできません。
しかし試験の入場可能時間の9:00頃までなら、駐車場に止められる可能性は高いです。
保証はしません。イベントなどで早い時間帯から満車になってしまう事もあります。そうなると他の駐車場を探す事になります。
周辺に駐車場はたくさんあっても、駐車したい車はもっとたくさんあります。
一か所が満車なら、他も満車だったり入庫待ちで長時間待たされたりします。他の駐車場にたどり着くまで、走り回る事で時間も消費し、試験に間に合うか気になってしまいます。試験にも集中できなくなります。
まとめ
自家用車で試験会場に通うのは、リスクが多く、他の人の迷惑にもなります。公共交通機関を利用して試験会場に向かいましょう。