この一冊だけで合格!
翔泳社より発売されている「福祉教科書 介護福祉士 完全合格過去&模擬問題集」は、そのタイトルの通り
- 過去問題集
- 模擬問題集
が一体となっています。
価格も2,700円+税となっていて、過去問題集だけで3,000円+税の本があるなか、コストパフォーマンスが非常に優れています。
一冊で介護福祉士国家試験<筆記>対策を済ませるのであれば、この本がベストです。
コストパフォーマンスが抜きんでている
この問題集の他社と違った一番の特徴は
コストパフォーマンス
です。
しかしコストパフォーマンスばかり良くても、内容が伴わないと意味がありません。
問題集としての質は、筆者が実際に手に取ってチェックしたところ、問題はありません。カスタマーレビューも好評です。そもそも質が良いから今年度版も製作・販売されています。
コストパフォーマンス、要するに「本の購入費用」を他社と比較してみましょう。
翔泳社の問題集は過去問題集と模擬問題集が一緒で2,700円+税です。
他社は基本的に過去問題集と模擬問題集で単品販売です。
例えば
中央法規出版の場合
過去問題集は3,000円+税、
模擬問題集も3,000円+税で、合計6,000円+税という出費になります。
U-CAN(ユーキャン)の場合は
過去問題集は3,000円+税
模擬問題集は2,600円+税、合計5,600円+税という出費になります。
ここで紹介する翔泳社の問題集は
過去問題集と模擬問題集が一緒で2,700円+税なんです。
半分以下のコストで済むのがかなりおいしいです。3,000円は節約できます。
浮いたコストでおいしいものでも食べるか、時給1,000円として3時間分の労働が節約できたか、いずれにしてもお得感がありますね。
本の内容
よほど本の内容に自信があるのか、公式サイトではかなり多くの内容を「立ち読み」できます。他社の「立ち読み」は数ページです。
本の厚みは、他社の「過去問題集」単品よりもちょっと厚い程度です。
本の前半は「過去問題集」になっています。
過去問題集はページを開いて、左側が問題文、右側が解答・解説という作りになっています。付属の赤シートで右下の解答を隠して、答えを考えてくやり方です。
本の後半は「模擬問題集」です。
模擬試験問題は1回分が収録されています。過去問題をマスターしてから、取り組むのがベストです。
勉強の進め方
まず過去問をマスターする
過去問題集で徹底的に問題慣れをし、覚えるべき事を覚えていきます。最初は間違いだらけかも知れません。しかし回数を積み重ねていくと、どんどん解けていけるようになります。
解答が合っていたら、それでおしまい。ではなく他の選択肢もじっくり読んでいきます。分からない用語があったら、ネットや他の参考書で調べて知識を確かなものにしましょう。
模擬試験に挑戦
過去問題集をある程度繰り返し、多くの問題が解けるようになったら、模擬問題集に挑戦です。翔泳社の問題集は、追加購入しなくても模擬問題集もできるのが、大きなメリットです。
模擬問題集は本番の試験と同様に時間を測って行いましょう。
しかし時間通りに行う必要はありません。介護福祉士の試験の難易度は高くないので、時間が余ってしまう事が多いです。
本番と全く同じ試験時間を取って、模擬試験に取り組むのが本来のやり方ではありますが、余った時間がもったいないです。
試験時間にはこだわらず、時間前でも終わりにして採点しましょう。
採点してみて、もしも7割行かなかったら勉強不足です。過去問に戻ってやり直しましょう。
模擬試験は模擬試験そのものよりも、採点後の復習に時間がかかります。というか時間をかけます。模擬試験1回につき、復習に一週間かけてもいい位です。
合格点取れたからおしまい。では足りません。勉強不足な所、苦手な所、忘れてしまった所、などを見つけて得点力を上げていきましょう。
気になる点
やはり限られたページに詰め込んだ
- 解説の物足りなさ
- 図解の物足りなさ
が他社製と比べると少し気になります。
ただし、解説や図解が足りなくても、現代はネットでいくらでも調べられます。より理解を深めるためには、必要に応じて参考書も必要になってきます。
また他社の問題集であっても、人によっては問題集の解説だけでは物足りず、結局参考書を追加購入する事になります。
また
- 模擬問題集が1回分だけ
なのも気になります。物足りなかったら、模擬問題集を追加購入しましょう。
介護福祉士の試験の難易度はあまり高くありません。簡単な解説を読めば理解できる事ばかりですし、全部完璧に理解する必要もありません。合格点を取れるまで勉強ができれば良いのです。
まとめ
翔泳社の介護福祉士試験対策本は、過去問題集と模擬問題集がセットで、価格も安いです。できるだけ出費をおさえたい、シンプルに一冊で済ませたい方におすすめです。
この一冊で絶対に間に合わせる、という事にはこだわらずに勉強を進めていきましょう。勉強が進んでくると、何が必要で何が不要なのか分かってきます。