秋になると来年の手帳が続々と発売になります。介護職ならば検討しておきたいのが、介護職用の手帳です。中でもユーキャンのケア実用手帳は売上No.1。
筆者の妻も毎年購入して活用しています。迷ったらコレです。特にケアマネにおすすめです。
表紙のカバーは透明になっています。表紙を変えたい場合は、表紙の大きさに紙を切り取って挟むことでアレンジができます。もちろんそのままでも使えます。
ケアマネ手帳とは
ケアマネ向けの手帳は、各社から発売されています。ケアマネにはもちろん、介護職にも便利な使いやすい手帳です。
- 介護情報などの資料。特に、最新の介護の制度改正情報が掲載されている
- 手帳としてのスケジュール書き込み部分
- サービス別単位表
などでまとめられています。
筆者の妻(現役ケアマネ)も、「ユーキャンのケア実用手帳」をここ何年も継続して使っています。
それでは内容を詳しく見ていきましょう。
介護情報などの資料
最新の改正情報はもちろん、業務に必要な基本的な情報が資料として掲載されています。
これらを自力でリスト化するのは大変です。手帳ならすでにリスト化されていて、ついでにその年の最新の情報も手に入ります。
よく見ると介護職にも便利な情報がありますね。
例えば「日常生活自立度判定基準」。ランクJ・A・B・CやI~Mまでの目安が掲載されています。
また「人体部分の名称」では、図解で○○骨・○○筋などが把握できます。
スケジュール帳
1か月の一覧表
見開きページにその月の一覧表があります。
月曜日始まりの一覧表になっています。2023年版は黄緑系の2色刷りです。
中央法規出版の「ケアマネジャー手帳」に比べて、色がハッキリして見やすいです。目が良く見えなくなってきた人には向いています。
日別の欄に罫線はありません。自由に書き込めます。(ただし裏が透けていて罫線のように見えます)
一覧表ページの上の部分には利用者の
- 認定
- 更新
- アセスメント
- サービス担当者会議
- ケアプラン作成・交付
- 利用者の入退院
を書き込む欄があります。それぞれ4行分の罫線があります。利用者の入れ替わりが激しかったり、認定・更新などが多かったりすると足りなくなるかも。
しかしそれを補うかのように、右側にメモ欄があります。こちらにも罫線があります。30行あるので足りなくなることはなさそうです。
右下に「前月のカレンダー」と「次月のカレンダー」があります。とても小さいので、書き込みをするとしても○などの印を付けられる程度です。
1週間の一覧表
1週間分の一覧表は月曜日始まりになっています。
見開きの構成は
- 左側は1週間の予定。上から月曜日~。午前・午後と罫線で分けてあります。
- 右側はほぼ全てメモ欄。
となっています。
下部は月ごとにテーマが変わる「介護のまめ知識」が掲載されています。資料とするほどでは無いけど、知っていれば業務がスムーズになる情報が掲載されています。
索引が無いのが残念ですが、「スケジュール」の見出しページに、月ごとのテーマが記載されています。例えば、1月は「ケアマネのお話し」、2月は「移動・移乗のお話し」となっています。
利用者年間予定表
利用者別の年間予定表が、見開きページで収まるように、てちょうの始めのほうに収録されています。42行あります。
行が多いから、1行ごとに色が入れ替わっていて、使いやすいように配慮されています。
サービス別単位表
手帳の後半にはサービス別単位表が掲載されています。一覧と簡単な条件等が書かれています。
全ての介護保険サービスの単位数が、コンパクトに掲載されていて、利用者に利用料金の目安や根拠を示すのに便利です。
基本的に加算の適用条件等、細かい点に関しては省略されています。直近で改正された加算条件に関しては、解説が加えられています。
単位数や条件は改正の度に変わります。多くのサービスの数字を完璧に覚えても、あまり意味がありません。こういった資料が常に手元にあると便利ですね。
付録は年齢早見表
付録に年齢早見表があります。表面がツルツルした厚紙で作られています。大きさは手帳よりも小さく、手帳の中に入るようになっています。
印鑑の下敷きとしても使えるようになっています。
その反面、厚みがあるから曲げる事ができません。手帳に入れたままだと、手帳が使いづらいです。別の所に収納して使うのが現実的です。
また大きさが小さいので、字も小さいです。人によっては拡大コピーして使っています。
まとめ
「ユーキャンのケア実用手帳」は介護従事者用手帳では、売り上げNo.1です。
カラーで分かりやすい資料、書き込みに便利なスケジュール、サービス単位表、付録の年齢早見表などが付いていて、便利に使えます。
ケアマネに限らず、介護従事者にも便利に使えます。普通のビジネス手帳を買う前に、検討してみてはいかがでしょうか。