老健で仕事するメリットとデメリット

老健(ろうけん・介護老人保健施設の略称)について、ここでは<働き手>の立場から、メリットとデメリットをまとめます。

老健のメリット
多職種との連携ができ、入所者の入れ替えが激しく、豊富な知識や経験が身に付く。
老健のデメリット
入所者一人ひとりと長期間関われない。

働き手にとっての老健

まずは老健の概要を説明します。

老健(ろうけん)は「介護老人保健施設」の略称で、介護保険上での「施設サービス」です。

施設サービスには他に特養などがあります。

リハビリを受けて、自宅へ戻る事を目的としています。

PT(理学療法士)・OT(作業療法士)等の職員が常駐。リハビリ体制が充実しています。

建前では、病院から自宅(在宅)に戻るための施設(中間施設)です。現状は、介護状態が良くならず悪化したり、良くても現状維持で在宅復帰できず、他の老健特養等に移るケースが非常に多いです。Hospital bed

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メリット

老健ならではの特徴を生かして、短期間で多くの利用者に接する事ができ、多種多様な対応方法を学ぶ事ができます。

施設内で多職種連携

リハビリ職看護師医師が常勤で配置されていて、医療面の対応力が強いのが大きな特徴です。

それぞれの専門職から専門的な知識や技術を学ぶ事ができます。

リハビリ職からは、腰痛を予防する介助の仕方等が直接学べます。介護職はリハビリ職からアドバイスをもらいながら、集団リハビリを行う事もあります。

看護師からは処置の方法を学ぶ事ができます。看護師に触発されて、介護職を辞めて看護学校に進学する職員も珍しくありません。

様々なケースが学べる

老健は利用者の入れ替えが激しいです。その分、様々なケースを学ぶ事ができます。

施設での生活に慣れてきたと思ったら、退所。という事が良くあります。

筆者の印象では「半年で1/3」が入れ替わります。100名の定員なら半年で33人は入れ替わっているのです。

多くの利用者に接する事ができるため、短期間で様々な状態に接し、対応を多く学ぶ事ができます。

比較的元気な利用者は、老健退所後、施設内のデイケアサービスに通ったり、ショートステイを利用したりすることが良くあります。そんなケースでは、在宅復帰後の利用者の状態変化も学べます。

 現実的には老健退所後、他の老健を渡り歩いたり、他の施設等(特養・グループホーム・有料老人ホーム等)に移るケースが圧倒的に多いです。

老健で仕事をするのに向いている人

比較的元気で活発な利用者が多いです。入所者の入れ替えも激しいです。このような特徴を押さえたうえで、老健で仕事をするのに向いている人をまとめます。

  • 人前で大きな声を出す事ができる
  • 体を動かすのが好き、体力がある
  • 比較的若く介護福祉士の資格を持っている
  • 多職種と連携し知識や技術を学びたい

必ずしも上記の条件を満たさなければ、老健で仕事ができない訳ではありません。ただ、一般的に特養に比べ体育会系寄りです。

デメリット

ほぼ、前項の「仕事をするのに向いている人」の逆になります。

利用者とじっくり関われない

最も特徴的な点は、利用者の入れ替えが激しいため、長期間にわたって利用者と関われない点です。

早くて数か月、長くても10年以内に他の施設等に行くケースが多いです。

介護の仕事の初心者には、情報量が多くてきつく感じるかもしれません。

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まとめ

老健で仕事をする上でのメリット・デメリットを挙げました。

利用者の入れ替えが激しく、利用者一人ひとりにじっくり関われない代わりに、多くのケースが短期間で学べます。こういった老健ならではの特徴を理解した上で、関わってみるとよいでしょう。

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