ケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の再試験が決まりました。
再試験が確定した受験生はもちろん、試験は開催されたけど台風災害で受験できなかった受験生も、受験できる可能性はあります。
ここでは2020年3月8日に実施されるケアマネ試験に合格得点力を維持、あるいは向上させれば良いのか、ここでまとめます。
- 11月に実施された試験を行い、自己採点し実力を測る
- 結果(得点)によって対策を変える
- 勉強を継続する
目次
10月の試験を実施する
2019年10月13日に実施された試験問題に取り組みましょう。
本番同様に取り組んで下さい。自宅等で臨む事になると思います。本番の緊張感を差し引いて、試験時間は10分短い110分間で実施しましょう。
すでに試験問題に取り組んでいた場合は、次の項目に進み、得点別の対策を立てます。
得点によって対策を考える
自己採点をします。得点によって対策を変えます。
介護支援分野と保健医療福祉サービス分野の2つの分野それぞれの得点を出して下さい。
過去の合格点から、現在の自分自身の実力を判定します。
過去の合格点一覧です。
この一覧から、合格するために必要な最低得点と最高得点の組み合わせを抜き出したのが、次の表です。
最低点は合格するのに必要最低限の得点、最高点は合格するのにここまで得点するのが必要だった得点です。
自己採点をして対策を考える
自己採点をして、得点によって対策を考えます。
- 介護支援分野16点以上、かつ保健医療福祉サービス分野27点以上得点
両分野ともに上記の条件を満たしているケースはこちらになります。 - 介護支援分野13〜15点、かつ保健医療福祉サービス分野22〜26点得点
両分野ともに上記の範囲内にあるケースです。 - 介護支援分野12点、または保健医療福祉サービス分野21点以下
どちらか一方でも1.や2.の条件を満たさなかったケースです。
例えば、
- 介護支援分野15点、保健医療福祉サービス分野27点だった場合は、「2」になります。
- 介護支援分野12点、保健医療福祉サービス分野27点以下だった場合は、「3」になります。
1.介護支援16点以上、かつ保健医療福祉27点以上を満たす
十分に合格圏内です。現在の力を維持する事をお勧めします。
試験本番の3月まで、現在の力を維持するのが最大の目標です。これ以上の点数上積みは、あまり意味がありません。
対策
- 月に一回は模擬試験を実施する(例:12月、1月、2月の3回)
- 毎日、目を通す程度で良いので、問題集や過去に挑戦した模擬試験の復習をする
2.介護支援13〜15点、かつ保健医療福祉22〜26点得点
合格ボーダーラインです。力を維持した上でさらなる点の上積みを狙います。
試験本番まで、これ以上得点を下げないようにします。できればあと数点の上積みを狙います。
対策
- 月に一回は模擬試験を実施する(例:12月、1月、2月の3回)
- 頻出問題を徹底攻略し、得点力を維持する
- 苦手分野を見出してある程度攻略し、得点力の上積みを図る
- 改正された分野の出題予想問題を重点的に確認する
介護保険法改正関連の問題で得点できるかが合否の鍵を握ります。どんな問題にも対応できるよう、知識を仕入れておきましょう。
過去問がそっくりそのまま出題される事は、まずありません。過去問を通して「今後は改正部分はどんなふうに出題がされるのか」意識しておく必要があります。
改正部分の理解度が足りないと、問題にも対応できません。現役のケアマネに聞いてみるのも、理解の助けとなります。
3.介護支援12点、または保健医療福祉21点以下
得点力不足です。頻出問題の基本からやり直しましょう。
このラインにいて、やる気があるなら、再試験組の中ではもっともラッキー&チャンスと言えます。この機会を逃す理由はありません。
しかし時間をかける必要はあります。今からすぐに基本から徹底してやり直しましょう。
対策
- 頻出問題を徹底攻略する
- 月に1・2回模擬試験を行う(例:11月に1回、12月と1月に3回、2月に1回)
- 介護支援分野で12点以下にならないようにする
介護支援分野は年々難化傾向です。配点も少なく、1点の失点が大きなダメージになります。
介護支援分野の配点は25点です。13点以上が合否を分ける最低ラインです。本番での緊張を差し引いて、模擬試験では安定して15点以上得点できるようにしましょう。
まとめ
自分自身の得点力を把握し、実力に合った対策を実施しましょう。
勉強をただ続けるだけでなく、模擬試験を実施して実力の変化を把握し、変化があれば対策を変えていく必要があります。
力を維持・向上するのは強い意志が必要かも知れません。しかしどれだけ得点できるかを具体的に知り、対策を立てて実行する事で、意思の有無はあまり意識せずに済みます。
合格に向けてまだまだ踏ん張る必要があります。あきらめずに続けていきましょう。