ケアマネ試験の合格・不合格者別に、結果が分かったらやるべきことをまとめました。
合格したら→お礼と研修協力のお願いをしましょう。
不合格だったら→堂々と「落ちた」と報告し、敗因を分析し次につなげましょう。
合格したら
周囲の人へのお礼
合格のお礼の挨拶はもちろんします。
直接応援してくれた人はもちろん、職場の人も勤務調整などで少なからず関わっているはずです。
お礼をすることで「ケアマネに受かった人」としてのPRができます。次の仕事につながる営業にもなります。
職場の雰囲気や慣習にもよりますが、お菓子は不要です。
逆に何かいただけたら、ありがたくいただいて、職場でシェアすれば好感度UPですね。
ケアマネは合格後の研修が大変ですからね。合格は研修の入口に立っただけです。
研修協力のお願いをする
合格後に研修があります。研修のために何日も休みが、必要になります。周囲の協力が必要なんです。研修を受けるからお願いします、と一言伝えておきましょう。
合格=研修日程調整協力のお願いなんです。
研修の詳細(日程や場所等)は合格発表当日には分かりません。15日間の講義・演習と3日間の実習があるというのが分かっているだけです。
合格イコール資格ゲットとはならない、ケアマネ試験の痛いところです。
研修費用の準備をしよう
研修料金振込用紙も同封されています。研修費用60,000円を締め切りまでにお支払い下さい(2016年の神奈川県の例)。分割払い・カード払いはできないです。現金のみです。
事情により研修を見送る場合は、個別相談です。研修の主催者に相談して下さい。
これから夏まで、2週間で3回程度のペースで研修があります。毎回の往復交通費、昼食代の予算ねん出で頭が痛くて頭痛になりますね。
お金はかかるわ、休みを取らざるを得ないわで、とってもお金とお金とお金と手間がかかる資格ですが、ここまで来たらやり切って資格者証を手に入れましょう!
資格者証を手に入れたその日が、ケアマネとしてのスタートです!
不合格だったら
少なからず周囲には、ケアマネ試験を受験した事が知られているはずです。
不合格だと伝えるのも恥ずかしいですね。聞きたがっている人も、なんとなく聞きづらいし、雰囲気で「あの人はだめだったみたい」と思われるのもシャクですね。
しかし落ちた事を恥じる事は全くありません。悔しさを隠す必要もありません。
お礼のあいさつと共に、堂々と「落ちました」と答えましよう。
これにはどんなメリットがあるのか。
性格的にさっぱりしているところをPRするためではありません。
周囲が変な気を使わなくて済みます。気を使っていつもの業務に支障が出るのは、問題がありますからね。
噂を聞きつけて、受かった人から良質のアドバイスをもらえるかも知れません。
残念会で焼肉をおごってくれるかもしれません。
自己肯定感の高い人はくよくよしません。ケアマネジメントでも、利用者の強み(ストレングス)を重視します。自分の強みを伸ばして下さい。
間違った勉強をしていなければ、今回は足りなかっただけ。少し足せば合格する。プラス思考の人には、点がプラスされます。
元々ケアマネ試験は難しい試験なんです。合格者が圧倒的に少ないんです。落ちて当たり前。だから合格に価値がある。そう考えて再度チャレンジしましょう。
振り返りは早めに行う
落ちた事でいろいろ気づく事があります。
以下は一例です。
- 勉強の方向性が間違っていたのでは
- 勉強量は足りていたのか
- 体調の整え方がまずかったのか
- 仕事や家庭とのバランスが良くなかったか
- 当日緊張しすぎなかったか
などなど。
試験後、まだ記憶が新しいうちに、残っているうちに反省点を書き残しておきましょう。頭の中のメモではダメです。文字にしましょう。可視化しましょう。
反省点がまとまったら、改善方法を検討しましょう。今、できる範囲でいいでしょう。
先ほどの一例に対しての答えの例です。
- 勉強の方向性→過去問ばかりやってしまった
- 勉強量→問題演習が足りなかった
- 体調→試験に合わせるために、無理なシフトになっていた
- 仕事や家庭とのバランス→試験勉強の時間が十分に取れず中途半端な時間しか取れなかった
ケアマネ試験勉強そのものは、始める必要はありません。今から勉強をしても早すぎます。年末年始で再受験するか決めればよいでしょう。
努力は無駄にならない
決してあなたの努力は無駄になりません。ケアマネの資格を得るために、少なからず勉強を重ねてきました。
今後も今までと同様の仕事を続ける事でしょう。勉強して得られた知識は必ず役に立ちます。
今までの努力を基礎として、今後も続ければ合格できます。決して難易度が高すぎる試験ではありません。筆者も筆者の妻も合格しました。
しかし簡単な試験ではありません。今まで5人に1人程度の合格者です。5人に4人が不合格となるのです。
まとめ
合格だった人は、周囲へのお礼と資金繰り!研修費用6万円+交通費や食事代。さらに研修の日程調整が必要です。
不合格だった人は、自分にお疲れ様!そしてリベンジするなら、勉強の方向性の再検討(アセスメント)をしましょう。でもすぐにやらなくていいですよ。年末年始は試験の事を忘れましょう!