試験対策を始める時期

書店で参考書や問題集などの対策本を揃えて勉強を始めるならば、

おすすめな時期は、

  • 初受験なら5月頃から
  • 再受験者6月頃から

です。

ケアマネ試験は毎年10月上旬に行われます。

試験終了直後の11~12月や翌年1月から勉強開始では、早すぎて対策本がまだ対応できていません。

7~8月頃だと遅すぎて、問題演習量が足りなくなる可能性があります。

以下、詳しく解説していきます。

早すぎるデメリット

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売れ残りの本しかない

試験終了直後から年が変わるまで、本屋さんに並べられている対策本は、すでに終わった試験用のものです。

今年の来年の試験対策で使えるとは限りません。むしろ足を引っ張り余計な労力を必要としてしまいます。

全く使えない訳ではないですが、足を引っ張ってしまう事になるのです。その理由を次の項目で述べます。

二度手間になってしまう

ケアマネ試験は、すでに30回程度行われていることもあり、出題傾向に変化があったり、法改正で今までにない問題が出題されることがあります。

そのような場合、古い対策本では対応できません。結局、新しく用意しなおして対応する必要が生じてきます。

古い情報で覚えたのに、新しい情報で覚えなおし、ということになります。せっかくの貴重な時間を割いて勉強したのに、無駄になるどころか、どっちが正解だったのか混乱するかもしれません。

始めるのが早すぎたがために、貴重な1点を失う事にもなりかねないのです。

売れ残りには手を出さず、新刊を待つのが正解です。

受験するのは今回ではなく次回です。次回試験対応の対策本が出るまで待ちましょう。

年明けから新しい対策本が発売される

対策本は新年気分がすっかり抜けきった、1月の中旬から続々と発売されます。

参考書と問題集を同一出版社で揃え、夏頃に他出版社の模擬問題集を追加し問題演習を重ねると、合格が見えてきます。

初受験者の開始時期が5月の理由

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  • 試験終了直後の11~12月や翌年1月から開始
    早すぎます。各出版社の新年度対策本が揃っておらず、購入はおすすめできません。
  • 7~8月頃だと遅すぎて、問題演習量が足りなくなる可能性があります。問題演習量を増やす=合格率を高める、です。

初受験者は、5月から始めるのがおすすめです。

試験終了直後の11~12月や翌年1月から勉強開始では、早すぎます。各出版社の新年度対策本が揃っておらず、購入はおすすめできません。

Amazonなどのレビューも、発売直後よりは増えていて、活用のしかたの参考になります。

書店の店頭で見比べよう

余裕のある方は書店の店頭で実際の本を見比べて下さい。ネットで評判を調べておいて、実物を手に取って決めるのが最強です。

これから半年ほどじっくりお付き合いする相手です。相性の良い対策本を選びたいものです。

「福祉」コーナーがある大きい書店で確認しましょう。大きい書店ならば、多くの出版社かつ多くの在庫があります。

小さい書店には、まず置いてないか、売れ筋が1~2冊置いてある程度です。その1~2冊が売れてしまうと、店頭での確認や比較ができません。

文字や本の大きさや濃さを確認する

文字の大きさに注目しましょう。

老眼が始まって小さい文字が読みにくくなっているかも知れません。読みやすく、疲れない、適度な大きさの文字で印刷されているか確認しましょう。

本の大きさにも注目してみましょう。

大きい本だと、開いたまま勉強しやすいうえに、書き込みもしやすいです。その反面携帯性には欠けます。

全体的な配色も確認する

色使いもチェックして下さい。薄めの朱色で2色刷りされている本が多いです。晶文社の本はモノクロ印刷です。

こちらも読みやすく疲れにくい、重要な所は目立つように配色がされている、等がポイントです。

色が付いていると集中できないタイプの方、色を自分でつけて勉強を進めたい方は、モノクロの本が良いでしょう。

再受験者の開始時期が6月の理由

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再受験者6月から、新しく対策本を買い直して始めましょう。

試験の経験者は、一度は勉強をした分、勉強を有利に進められる利点があります。初回受験者よりも、1~2か月遅く勉強をし始めても間に合います。

過去の対策本は参考の参考程度にしましょう。むしろ処分しても良いくらいです。

早すぎると再び悲劇を招く

勉強再開が早いと、今度は中だるみをしてしまい、更なる悲劇を招きかねません。

集中力が続かず、試験前に疲れてしまったり、実力のピークをもっていけなくなったりする可能性が高まります。

やる気のない勉強のイラスト(女性)
次回の再受験に向けて、気持ちが熱いうち(具体的には年内)に攻略を始めていきたい!という気持ちは分かります。

しかし、それでも早すぎる時期に始めるのはおすすめできません。

  • 超難関の試験ならば、時間をかけて取り組んでいく必要があります。しかし、ケアマネ試験は、超難関試験ではありません。
  • 毎年ほぼ同じ過去問が繰り返し出題されるような試験なら、早めに再開して勉強を続行する意味があります。しかし、ケアマネ試験は、同じ問題が繰り返し出題される試験でもありません。改正などで試験内容が変わることがあるからです。
  • 前項目で挙げたように、古い対策本で対応せざるを得ず、無駄な労力が発生する可能性があるからです。

リセット期間が必要

間違った試験対策で合格ができなかったのですから、一度やり方をリセットする必要があります。

頭の中をリセットさせる・まずはお疲れ様、という意味でも、一度勉強から離れておく事も大切です。

距離を置いた後に、再度取り組む事で、見えてくるものがあるはずです。

まとめ

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ケアマネ試験の対策本は、年明けから発売されます。

  • 初受験なら5月
  • 再受験なら6月

から始めましょう。

古い対策本は、間違った内容を覚えてしまうため、避けましょう。

















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