実務経験を元に介護福祉士国家試験の受験資格を得るには、実務者研修の修了が必須です。
申し込むタイミングも重要です。早め早めに申し込む事で、介護福祉士の資格取得が早くなり、資格手当等の待遇や、就職に有利になります。
介護福祉士国家試験の受験資格について
この記事では「実務経験」を基に介護福祉士国家試験(以下、試験と略します)の受験資格を得る方向けです。
福祉の専門学校等の出身ではない、多くの社会人の方に当てはまります。
試験は実務経験だけでは受験できません。指定された期日までに実務者研修が修了している事も条件になります。
申し込むタイミングに注意
申し込むタイミングに注意しましょう。理想は、試験を受ける年に修了です。
理由として、試験の簡易的な試験対策になるからです。
もちろん、修了すれば有効期限はありません。次の試験に間に合わなくても、次年度以降の試験でも有効です。
早めに相談しよう
次回の介護福祉士国家試験を受験する予定ならば、早めに実務者研修の申し込み・相談をしておきましょう。
申込時に「次の試験を受けたい」という旨を伝えれば、
- ○月までの申し込みなら間に合います
- 定員になってしまったが、特別に増やすのですぐに申込するのなら対応できます
- 今回は定員になってしまったので、次の開講時に案内する
等のアドバイスがもらえます。
受講の3つのメリット
実務者研修を受講、修了する事で、以下のメリットがあります。
- 試験の受験資格の一つとなる
- 介護の知識や技術が身に付く
- サービス提供責任者にもなれる
サービス提供責任者は訪問介護サービスにおけるリーダー、管理側の役割です。
実は受講資格が不要
実務者研修は、試験を受ける目的がなくても、受講は可能です。また、受講資格はありません。
例えば、以下のような理由での受講も考えられます。
- 介護の仕事を始めたいが、資格が無いので取得してから就活をしたい
- 以前は介護の仕事をしていたが、知識や技術に不安があり改めて勉強してから再開したい
- 介護の仕事をしているが知識や技術に不安がある
- 家族の介護をしていて介護技術や知識を付けたいと思った
- ボランティア活動の一環で介護事業所に出入りしており、介護の仕事に興味を持った
- 他の資格(初任者研修等)を既に持っているが、ステップアップしたい
以上のように、どんな理由でも受講が可能です。
まとめ
実務経験だけで介護福祉士国家試験は受験できません。実務者研修の修了が必要です。試験を受けるには定められた期日までに実務者研修を修了する必要があります。
そのため、早め早めに実務者研修を開講している業者に連絡をし、相談をしましょう。