ケアマネ試験合格後の手続きが記載されている、「受講の手引き」の概要についてまとめます。
記載されている内容は主に以下の通りです。
- 試験合格後、ケアマネになるまで
- 受講料と支払い方法
- 研修
受講の手引きは、合格発表後、数日以内に届きます。
この記事は2016年に神奈川県で受験した筆者の体験に基づきます。参考までにご覧下さい。
合格後ケアマネになるまでの流れ
試験合格後、ケアマネとして実務に就けるようになるまでの流れが掲載されています。
- 試験に合格する
今回合格した「ケアマネ試験」です。 - 実務研修を修了する
研修を全て受講して修了、修了証明書を受け取ります。 - 介護支援専門員の登録をする
研修終了後、全員3か月以内に登録をします。この時点ではまだケアマネとして実務に就けません。 - 介護支援専門員証が交付される
手元に介護支援専門員証が届いてケアマネとして実務に就けます。
受講料
受講料は決して安くありません。筆者の受講料は60,000円でした。振込手続きは窓口で行う必要があります。ATMではできません。
2016年試験合格者対象の神奈川県では、受講料は60,000円です。主催者によって金額は異なります。
分割払いはできず、一括払いだけです。
支払い方法と期限に注意
支払い期限は1月3日です。年末までに支払い手続きをしないと、間に合わない可能性があります。
指定期限(当時は1月3日)までに振込手続きが完了しないと、研修の受講はできません。次年度以降の受講になります。
コンビニ払いとゆうちょ銀行払いのいずれかが指定されています。ゆうちょ銀行払いは窓口支払いです。ATMでの支払いができません。
1月3日までの指定なので、ゆうちょ銀行払いだと、実質的に年内の営業日までに手続きが必要になります。
他にもかかる費用がある
受講費用を振り込むための手数料、提出書類の郵送代、本人確認のための写真代などもかかります。
研修
研修は87時間(筆者受講時は16日間)に加えて実習(3日間)です。
日程は指定されています。指定した日程全てに出席しなければなりません。
万が一やむを得ない事情で、受講できなくなったら、主催者に早めに相談します。
筆者受講時は人数が多かったので6コースから選べました。希望は第4希望まで。早く始まり、早く終わるコースに人気が集中していました。
早く終わるコースにするメリットは、早くケアマネとして業務に就けるのはもちろん、やむを得ない理由でコース変更する際に、遅いコースに変更しやすい点です。遅く始まるコースだと、選択肢がその分減ってしまいます。
欠席・遅刻・早退
やむを得ない理由で欠席する場合は、必ず研修実施者に連絡します。
欠席・遅刻・早退すると研修は修了できません。欠けた分は、他の研修コースに振り替えての補講等の指示が出ます。
20分以上の遅刻・早退は欠席扱いになります。体調不良による途中の中座も同様です。
修了評価
研修の単元毎に小テスト(修了評価)があります。小テストにも毎回合格する必要があります。
テストなのでもちろんテキスト等を参照しながらの解答はできません。難易度はあまり高くないものの、油断禁物です。まれに不合格となる人もいます。
- 問題は10問。短文の内容が◯か×かを答えます
- 10問中6問以上の正解で合格
- 試験時間は10分。明らかに全員が終わっている場合は、講師の判断で早めに切り上げる事があります。
- 採点は自分で行います。他人と交換して採点はしません。
実習
実習には2種類あります。
- 見学・観察実習
最低3日間。受け入れ先の事業所により増える場合もあります。 - 模擬ケアプラン作成実習
要介護1~5の利用者を自分で選定して、模擬ケアプランを作成します。
まとめ
受講料の支払い手続きの締め切りに気を付けましょう。
研修は全て出席する必要があります。早退・遅刻・欠席は、必ず主催者に連絡をして相談をしましょう。