
ケアマネの研修には座学の他に実習があります。
各事業所の実習生受け入れ人数には、上限があるため、申し込みは早めに行いましょう。
3日間の実習があるケアマネ研修
介護支援専門員の研修には3日間の実習があります。3日間相当の時間を、実際の事業所にお邪魔して、業務を体験します。
「3日間」はおおよその目安です。
フルタイムで3日間が目安となっています。
例えば「4時間程度」の実習は「半日」の扱いとなり、2回で1日分となる可能性があります。
実習までの研修である程度の知識が整っているはずです。実習で知識を確かなものにしましょう。
神奈川県の場合、研修中の3月頃に実習先を決めるように、と指示が出ます。
実習期間は3月下旬から5月中旬頃までの3日間です。4月中に行われる事が多いでしょう。
しかし所属している事業所、知り合いの事業所などで融通がききそうであれば、早めに話をしておき、実習の内定をとっておくのもありです。
実習先はどこになる?
実習が近くなると実習生受け入れ事業所一覧が配布されます。その一覧から自分で選んで、自分で連絡をしましょう。
所属している事業所、知り合いの事業所などで融通がききそうであれば、早めに話をしておき、実習の内定をとっておくのをおすすめします。
実習を受け入れてくれる事業所の目安は、「特定事業所加算」を算定している居宅介護支援事業所です。
筆者はある事業所に実習で入りたかったのですが、「特定事業所加算」を算定していない居宅介護支援事業所で、
実習生受け入れ事業所ではありませんでした。
事業所一覧表には、勤務先の関連事業所が掲載されていたので、直接出向いて実習受け入れのお願いをしました。

2016年度の実習(2017年の4月に実施)受け入れ先事業所は、556事業所でした。
所在市町村、事業所番号、法人名、事業所名称、電話番号、郵便番号、住所、管理者名が掲載されています。
もしかしたらかつて一緒に仕事をしていた先輩が、管理者として掲載されているかもしれません。そんな楽しみもあります。
実習先は自分で手配するのが基本
実習先は研修主催者では手配してくれません。
あくまでも事業所の連絡先の紹介のみです。自分で連絡をして実習の申し込みをする必要があります。
受け入れ定員について
リストに掲載された事業所は、最低3名の実習生を受け入れる義務があります。実習先事業所の都合で、断られる事はありません。
しかし4名以上の受け入れはしなくても良い事となっています。
実習生受け入れは少なからず事業所の負担になります。「3名まで」の枠内に入れるよう、希望の事業所があれば早めに連絡をしておきましょう。
受け入れ定員は最低3名
各事業所の実習受け入れ人数は、最低3名です。しかし多くの事業所では、3名までの受け入れと思われます。
実習生が多いと通常業務に支障が出てきかねない、調整や場所の確保が大変なので、正直な所受け入れはできるだけしたくないでしょう。
実際に実習生の待機場所、休憩場所が相談室だったりします。相談予約があると、追い出されてしまいます。
例えば利用者宅への訪問同行のとき、良く使われる軽自動車は4人定員です。指導者兼ドライバーと、実習生3名で定員になってしまいます。
交通の便が良い事業所は人気があり、早く埋まってしまいます。
受け入れ定員いっぱいで断られた
早めに他の事業所に連絡しましょう。
断られた事業所に、可能であれば教えてもらいましょう。姉妹事業所があれば、もしかしたら紹介してしくれるかもしれません。
神奈川県では、過去より事業者向け資料「見学・観察実習」関連資料【事業所版】には
実習生と事業所のマッチングについての項目に、「紹介が可能な場合は紹介しても良い。」と書かれています。
どうしても実習先が決まらない場合は、研修主催者に相談して下さい。
実習受け入れが決まらないかも⁈と一人で悩まず、早め早めに相談です。
まとめ
実習の申し込みはためらわずに、早く申し込み連絡をしましょう。
出遅れると不利になります。
万が一、どうしても決まらない場合は研修主催者に連絡をして相談しましょう。